「逆転のトライアングル」

今回は、2022年に公開された『逆転のトライアングル』について！スウェーデン、フランス、イギリス、ドイツの合作で、監督はリューベン・オストルンド。出演はハリス・ディキンソン、チャールビ・ディーン、ドリー・デ・レオン、ウディ・ハレルソンら。
この映画は、ファッションモデルのカールとヤヤが、豪華客船のクルージングに参加したことから始まるサバイバルストーリー。豪華な船旅が大嵐に見舞われ、さらに海賊の襲撃を受けて船は無人島に漂着。そこで起こる社会的階層の逆転が描かれるよ。
特に見どころは、無人島でのサバイバル生活が始まったとき、従来のパワーバランスが一変し、船内での地位が逆転する様子。リアルな人間ドラマと風刺的な社会批評が絶妙に組み合わさっているよ。
第75回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを受賞した作品で、監督リューベン・オストルンドの独創的な視点と演出が光っている作品だよ。

『逆転のトライアングル』、カンヌでのパルム・ドール受賞は驚いたね。

うん、豪華客船が無人島に漂着するっていう設定が新鮮だった。それにしても、サバイバル能力が試される展開には引き込まれたよ。

社会のヒエラルキーがひっくり返るっていうのが面白いよね。突然の状況変化によって、本当の力が試されるわけだ。

そうそう、特にトイレ清掃婦がキーパーソンになるとは思わなかったな。風刺とコメディの要素が絶妙に混ざってた。

リューベン・オストルンドの監督作品は、いつも社会的なメッセージが強いよね。この映画も例外ではない。

まあ、船酔いのシーンはちょっとキツかったけどね。でも、それがリアリティを出していたと思う。

確かに。でも、それを乗り越えた後の無人島でのサバイバルは見ごたえがあった。人間の本性が現れる瞬間って、なんだか考えさせられる。

それにしても、チャールビ・ディーンの遺作になっちゃったんだよね…。彼女の演技は本当に素晴らしかった。

うん、彼女の演技には心打たれた。『逆転のトライアングル』は彼女を記憶に留めるためにも、もう一度見たいな。